今回の記事では漫画アプリ・少年ジャンプ+にて連載中の漫画『サンキューピッチ』(著者:住吉九)の魅力を簡潔に紹介していきます。
筆者は大学まで体育会の野球部に所属していたので、厳しく見るつもりで見たのですが…
漫画としても野球としてもめちゃくちゃ面白かったです!!
ぜひみなさまに読んでいただきたいので、どこで読めるのかも紹介しますのでよろしければ最後までご覧ください。
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1.『サンキューピッチ』の魅力
本作はそれぞれのキャラクターが持つ強烈な感情と絶妙なギャグ描写が魅力です。
ジャンプ+で第1話が公開されてから約1週間で閲覧数100万越えを達成する人気っぷり。
癖のあるキャラクターたちが大きな話題を呼んでいます。
そのうちの一人が野球部の女性監督である阿川先生です。
たった数コマの登場にもかかわらず、強い個性で多くの読者を魅了(?)するキャラクター。
筆者は走攻守と紹興酒の語呂の良さといさぎ良さに笑いました(笑)
ほかにはエースの三馬正磨もイケイケとネガティブの多面性を持つキャラクター。
野球を始めるまでにも一癖あるいいエピソードがありました。
ほかにも高校に登場するモブキャラクターが麻雀をしていたり、必殺の変化球の名前が「ナイアガラフォーク」だったりと絶妙なギャグセンスが光るシーンが多く、会話だけでも楽しめる漫画です。
2.あらすじ
『サンキューピッチ』は誰も見たことのない野球譚と謳われています。
Xで連載開始時に行われた告知では「野球の話です!」とポストされていました。
単純に野球漫画と言わない感じがまさにこの作品の特徴だと思います!
ちまたで話題になっている噂、夜な夜な現れ奇妙な勝負を挑んでくる謎の怪物投手「野球部狩り」。
その彼が挑んでくる奇妙な勝負の名は「3球勝負」。
【ルール】
・投手である「野球部狩り」は3球続けてストライクゾーンに投げる
・球種はストレートのみで変化球は使わない
・1球でも前に打てたら打者の勝ち(ボテボテのゴロでもフライでも可。ただしバントはなし。)
このルールをフェアと呼ぶ「野球部狩り」。
実際はかなり打者有利のこのルールでなんと「野球部狩り」は無敗だった。
そんな「野球部狩り」が同じ高校だとにらんだ横浜霜葩高校野球部キャプテンの小堀と主力の広瀬は、
彼を見つけ出し甲子園に出場するため自らの野球部に引きずり込もうとする。
そのために3球勝負を受ける流れをわざと作り、「野球部狩り」の正体・桐山不折と対面。
横浜霜葩高校野球部の4番である広瀬と桐山の勝負がはじまった、その1球目。
桐山はなんと蹴球ネットを破壊するほどの威力のストレートを投じる。
格の違いを感じ、驚きと喜びを感じる二人。
しかし桐山から衝撃の言葉が発せられる――。
「俺は1日に3球しか全力投球できないんだ」
理解できない二人。
しかし桐山のマイルールなどではなく、彼は大ケガをした影響で発症したイップスによって本当に投げることができなくなってしまったという過去があった。
そんな彼に小堀は究極の提案をする。
「ワンポイントリリーフ‼
ここぞという場面で1打席だけ投げるピッチャーになればいい‼」
ずっと強い奴と戦うことを望んでいたから3球勝負を繰り返していた桐山。
彼にとってこの提案は諦めていた夢をつなぐ希望そのものだった。
こうして3球勝負の夏が始まったのです!!!
『サンキューピッチ』の読み方はこちらへ

3.野球解説
ここまで野球描写以外に触れてきましたが、野球に関しても緻密さが快感となるシーンがあります。
特に筆者がここで紹介したいのは15話です。
15話は野球初心者ながらキレ者として勝負強さを見せる伊能商人が夏の大会でのベンチ入りをかけ、練習試合の打席に入る回。練習試合の相手は千年に一度の高校球児とも呼ばれる投手・轟大愚率いる伊勢原聖テレーズ学園高校野球部。
0-4で負けている中、ノーアウト1塁でその轟から点数を取るために伊能が選択した作戦はバントでした。1つのアウトも増やしたくないこの場面で選択するにはあまりにも不用意な作戦が、ち密な計算によって相手チームの崩壊につながるほどの作戦にまで昇華されます…!!
伊能が
「この一打に十五の夏をかける‼」
と言いながらバントでフライを上げたとき、
「なるほど…!!!」
と唸ってしまいました。
結果はぜひご自身でお確かめください。
ちなみに伊能の計算は筆者の想像を大きく超えており、そこも気持ちよかったです!
そしてモブが地味に伊能の作戦に対する「正解」を言っているところも野球経験者として面白かったポイントですので、もしよければ探してみて下さいね。
余談ですが15話で1塁ランナーの桐山がリードを取りますが、セオリーでは左足を後ろにクロスしてリードをとります。しかし、左足を前にクロスしてリードを取っていました。これだと本来、牽制に対応できないので、よくないプレーとされます。
しかし本作ではこのプレーすらもしかして高度な煽りだっだのか…!?と思わされました。
4.『サンキューピッチ』を読む方法について
『サンキューピッチ』は漫画アプリ・少年ジャンプ+で連載中です。
そのため最新話は少年ジャンプ+をダウンロードいただくことでお読みいただけます。
単行本でのご購入を検討されている方は無料キャンペーンなどもありますので、ぜひ以下のサイトをご確認ください。
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5.まとめ
本記事では漫画『サンキューピッチ』の紹介をさせていただきました。
前作の『ハイパーインフレーション』でブームを巻き起こした住吉九先生の最新作。
SNSを中心にすでに話題となっておりますが、彼らの甲子園の道はまだ始まったばかり。
これからさらに多くの注目を集める作品だと思います。
ぜひ最新情報をチェックしながら『サンキューピッチ』の世界に浸ってみてください。
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『サンキューピッチ』『ハイパーインフレーション』/住吉九〈https://x.com/sumiyosikyu〉
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